名前のない日記

俺の俺による俺のための憑き物落としをしています。

誰かの首元にナイフを突きつけるということ

まず大前提として、他人の不倫なんてどうでもいいことである。政治家だろうが、ミュージシャンだろうが、与党だろうが野党だろうが、裏でヘイト貯めてた女性タレントだろうが。

その人たちが不倫しててもなんとも思わないし、不倫していた川谷さんの音楽は、今も昔も素晴らしいので何の問題もない。政治家も同じ。いい仕事をしているのであれば、いち国民としては不倫などどうでもいい些末なことだ。だから、基本的には、不倫の有無に関わらず山尾さんは離党や議員辞職などする必要はないと思う。これが僕の基本姿勢。見てる限りそういう人は結構多い気がする。

にも関わらず、これだけ早く離党を決断されたのは、やはり過去の自分の発言に裁かれたという部分が大きいんじゃないかと思う。

週刊文春で妻子ある男性弁護士との不倫疑惑を報道された民進党山尾志桜里政調会長(43)。昨年2月に出演したテレビ番組で、当時「育休」取得を宣言しながら妻・金子恵美衆院議員(自民)の妊娠中に不倫をしていた宮崎謙介衆院議員(後に辞職)を「無責任」「気が緩んでいる」などとして激しく批判していた。それが今、待機児童問題で頭角を現し、6歳の長男を持つ山尾氏自身に「特大ブーメラン」となって跳ね返っている。


 山尾氏は昨年2月13日のTBS番組で、前日の12日に記者会見で議員辞職の意向を表明した宮崎氏について「(宮崎氏が記者会見で)31回ため息をついたということですけども、こっちがため息つきたいよ、というような気持ち」とコメントした。その上で「やっぱり一番危惧するのは(父親の育休取得の)流れを作ると言って、こんな無責任なことをやって、それが逆流になってしまうのが一番心配です」と語った。


【山尾志桜里氏不倫報道】「ゲス不倫」で議員辞職の宮崎謙介氏に「無責任」「気が緩んでいる」 昨年2月のテレビ発言…特大ブーメランに(1/2ページ) - 産経ニュース

議員の不倫という、基本的には政治家の仕事と関わりのないことについて厳しく追及したことが、回り回って自分の首を締めることになってしまった。

他人の首元にナイフを突き付けようとするなら、いつか同じナイフが自分の首元に突き付けられることも覚悟しないといけない。 他人に対して正義を振りかざすということは、こういうことだ。



これは余談だけど、党派性によって同じ行為についてある人は擁護し、ある人は批判し…ってやってる人やメディアもいるようだけど、そういう人は長期的に一般から信頼を失っていくってことにもっと自覚的になった方がいいと思う。特にメディア。「所詮党派性でしょ?」って思われたらそのメディアはもう死んだも同然だ。誰もまともに話を聞こうとは思わなくなるからだ。

個人のダブスタはまだ許せるよ、少なくとも俺は。人間の好き嫌いはあって当然だし、その党派性がその判断に絡むのはしょうがない場合もあるだろう。まぁそれによって世間から「そういう人なのね」って思われるのはしょうがないと思うけど。

ただ、メディアがそれをするのは駄目だ。自らの商売の根幹である「正しさ」や「正当性」っていう金看板を毀損する行為だからだ。

同じ行為について、批判するなら批判する。擁護するなら擁護する。

自分らの「正義」に一貫性を持てないメディアなんか一体誰が信頼するんだ。「正義」掲げたいなら自分たちの報道に責任くらい持てよ。いい加減に受け手を馬鹿にして見下すのはやめて、自分たちの主張の正当性を保つために必死になってくれよ。じゃなきゃ、今に誰も真面目に話聞いてくれなくなるぞ。